函館市文学館で朗読でした

✒今日は函館市文学館で開催された”文学の道しるべ”「声の詩(うた)」2に参加してきました。

昨日までは、コロナ禍の開催に不安がありました。聴きに来てくださる方はいるのか、とか。マスク越しで声は通るのか、眼鏡はくもらないのか、などなど。

でも今日になって、お天気はいいし、眼鏡は曇り止めなどで準備したら気持ちが落ちついて、最悪、無観客でもしっかり朗読しようと晴れやかな気持ちで出かけました。

文学館では古川館長はじめ職員の方々が、感染対策に万全を期して、透明な衝立やマウスシールドを用意してくださっていました。そして、なんと会場にはたくさんの方が聴きにいらしてくださったのです。古川館長のご挨拶と出演者紹介の後、鷲谷みどりさんの司会で進行していきました。

 

詩の朗読は詩誌「雨彦」の同人3名と私、そして市立函館高校放送部の生徒さん3名が著名な俳句・短歌・詩を輪読してくれました。皆さん、とてもよかったです。

 

朗読中、観客席に昨年「声の詩」1でチームをまとめてくださった歌人の嵯峨牧子さんのお顔を見つけたときは思わず手を振ってしまいました。嵯峨さんは会の最後に指名されて、最近とても勇気づけられたという谷川俊太郎の詩を朗読してくださいました。

函館西高校教諭で俳人の佐藤日和太さんもいらしてくださいました。

そして、佐藤泰志と西高で同期の陳有崎さんも!

私たちは佐藤泰志の『海炭市叙景』単行本カバーの原画「叙景」が壁に飾られたステージで朗読しました。

この絵は、佐藤の旭中・西高の同級生や同窓生が中心となって募金活動をして購入したのでした。その「絵を飾る会」の代表が陳さんでした。ちょうど昨夜、佐藤の編集を担当されていた河出書房新社のAさんからメールを戴いていました。

Aさんは、佐藤泰志の生前も没後も本を出してくださった方です。河出を退職となるけれど、佐藤泰志にはこれからもこだわっていきたいと書いてありました。文学館に飾る絵や映画化に尽力した陳さんが聴いている前で朗読していて感慨深いものがありました。

 

 

 

 

皆さんが帰られたあと、佐藤泰志のコーナーに寄って久しぶりに直筆原稿などを見てきました。そこは撮影禁止なので、お見せできないのが残念です。函館へお越しの節は、文学館に寄って啄木とともに佐藤泰志や宇江佐真理さんのコーナーを見ていってください。

移動のできない今は、「海炭市叙景」はもちろん、単行本や文庫本未収録の「星と蜜」「虹」や詩、エッセイ「函館の朝市」が収録されているクレイン刊『佐藤泰志作品集』をお薦めします。

✒昨年末に「恒河沙」4号を発行しました。その内容や反響については、次回に書きたいと思います。

 

 

 


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