「佐藤泰志復活と映画『海炭市叙景』を語る」盛会でした!

文化の日のきのう、映画『海炭市叙景』DVD発売記念 講演会とパネルディスカッション
「佐藤泰志の復活と映画『海炭市叙景』を語る」が開催されました。
講演は福間健二さんによる「佐藤泰志の青春と文学」
わたしは受付担当だったのですが、講師紹介の任を仰せつかっていたので
紹介後そのまま講演を聴くことができました。
佐藤泰志の近くにいた、もっとも彼と彼の文学を知る福間さんのお話は、とてもよかったです。
泰志は人と会うとき緊張で震えていたそうです。
純粋さを貫いて文学に打ち込んだ佐藤泰志の話とともに聞こえてくる波の音、カモメの声。
会場のサン・リフレは、佐藤泰志が通った旭中学の跡に建てられたものです。
泰志も、ここに来て聴いているような気がしました。
パネルディスカッション「佐藤泰志の復活と映画『海炭市叙景』を語る」には
岡崎武志・文弘樹・村井康司・阿部晴政 各氏に映画から星野秀樹プロデューサー・
菅原和博・映画「海炭市叙景」実行委員長も加わってという豪華な顔ぶれでした。
残念ながら、わたしは受付に戻って聴けなかったのですが、聴いた仲間の話によると
とてもよかったそうです。そうですよね。よくないわけがありません。
みな、佐藤泰志復活を担った方々なのですもの。
たくさんの方が来てくださいました。
とてもうれしく感慨深かったです。
3年前、『佐藤泰志作品集』を出版してくださったクレインの文さんをお招きして
「佐藤泰志とその世界」という、講演とパネルディスカッションをしたのもこの会場でした。
それが、映画化のはじまりでした。そこから佐藤泰志の単行本のすべての文庫化、さらに
未刊行だった若き日の作品を収めた『もうひとつの朝-初期作品集』まで!
その巻頭作品は、17歳のわたしが衝撃を受けた「市街戦のジャズメン」でした。
思い出はつきません。
ブログ初日だというのに、すっかり長くなってしまいました。先を急ぎましょう。
懇親会は、友人で実行委員のお店「魚まさ」美原店でした。
ERIちゃんのハートフルな司会進行で、和やかでとても良い会でした。
札幌から来てくれた友人のMさんともども佐藤家のみなさんと同じ卓でした。
佐藤泰志の奥様、ご長男・綱男さんご夫妻とちいさいひと・Tちゃん。
隣の卓の福間さんには、持っていった詩集『青い家』にサインをいただいたり。
2次会は恒例、「杉の子」です。ここも実行委員Aさんのお店です!
美しいカクテル・海炭市叙景を飲みました。
楽しい楽しい一日でした。

お忙しい中、佐藤泰志と映画「海炭市叙景」のために駆けつけてくださったみなさま
ご来場くださったみなさま、関わったすべての方々に感謝します。
ありがとうございました!!
 
 

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