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函館の高校生が読んだ「そこのみにて光輝く」~「海碧」第19輯

きのうは、第11回青春海峡文学賞の最終選考会でした。

その席で市内の高校の文芸部誌を頂戴しました。

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(ここには映っていませんが、函館ラ・サール高校に新しくできた文芸同好会誌もありました。

「故郷」と題された、いかにも手作りの武骨な冊子に、書きたいという熱い想いを感じてうれしくなりました。)

 

各高校それぞれ、趣向を凝らした立派な部誌で感心しました。

なかでも、市立函館高校の「海碧」第19輯の充実ぶりには目を瞠ります。

特集は1「久生十蘭」と2「平和の日の集い」

どちらの特集にも、インタビューがあります。

特集1では、北海道教育大学教授で久生十蘭研究家の小林真二さん、

特集2では、日本ペンクラブ会長で作家の浅田次郎さん、

どちらも部員の高校生が聞き手なのです。

さらに部員による試論や報告などもあります。

もちろん、各自の創作もあります。

それも俳句・短歌・詩・小説・エッセイ、さらにブックレビューや座談形式の読書会まであるのです。

読書会で取り上げているのは佐藤泰志著『そこのみにて光輝く』です。

どれもこれも函館らしくて、かつ長いスパンと広い視野の取り組みです。

なんというすばらしさ!

これが、高校生の部誌なのですから、驚きます。

海碧 第19輯

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自分たちの住む函館出身の作家の、それもこの地を舞台とした作品を彼らはどう読んだのか、興味深く読みました。

全部は引用できませんが、あらすじと本・著者の紹介に続いて、会の記録には小見出しがついていますので、それを紹介します。

 

 

達夫の訪問  

ふたりの性格

「ライターなんてもらうんじゃなかった」

強気な態度

千夏の対応

引っ越さない母

達夫の変化

人と人の出会い

函館の街

光とは何か

 

どうでしょう。進行の様子が感じ取れたのではないでしょうか。

最後の「光とは何か」の項では題名にある光について、参加者が光だと思うものをそれぞれ語っています。

ひとつを記しておきます。

 

人生の厳しさや底辺を知ってもそれでも一生懸命生きようとしている登場人物が光だと思います

 

『そこのみにて光輝く』は映画化され先月クランクアップしました。

公開されたら、この高校生たちにも観てほしいし、感想も聞いてみたいです。