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青空のような男-唐牛健太郎墓前祭2014

朝は雲っていた空でしたが、お昼頃からから日が射しはじめ、墓前祭のはじまる前には輝く太陽!青空!!

函館山の中腹、今年も唐牛の墓前に全国から集まって来た人々。

今年は、唐牛が逝ってから30年ということもあり、例年より多かったです。

初めて参加の方も数名いらっしゃいました。

サツキをきれいに刈り込んでいるのも、植木屋さんではなく、古くからのお仲間です。

 

唐牛の墓前祭は、僧や読経などの宗教儀式はありません。

オホーツクの波を象った墓の上に花束を載せ献杯をした後、出席者たちは、党派を超え慕われ愛された男・カロウジを語り時代を語ります。

 

献杯は篠原浩007一郎さん

60年安保当時は、九州大学の学生。唐牛は北海道大学です。

唐牛は、この青空のような男だった。常に明るく前向きでユーモアを持って進んでいた。」と仰っていらしたことが印象的でした。

この「青空のような男」というのは、他の方も言われていました。

地方の大学生が時のゼンガクレン委員長に推されたわけが、理解できるような気がします。

篠原さんは、裁判の際の逸話もユーモアをまじえ教えてくださいました。

国立がんセンターの主治医の堂園先生も、楽しい話をしてくださいました。

(タバコは1日40本、酒は1日焼酎5合の問診記録と共に-笑)

忘れられないのは、弟分の自分への遺言だと思っているという唐牛のことばです。

ことばはくさるから気をつけろ

嵐の季節の後、虚像や中傷に悔しい想いをしながらも、一切の反論や抗弁をしなかった彼のことば。

どれほどの絶望から体得した言なのか、胸が痛くなります。

評論家や学者に転身せず、漁師になったのも、そういことだったのかもしれません。

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唐牛夫人の真喜子さんは、子どももいないし墓を作るつもりはなかったと言います、

ただ、島さん(唐牛をみこんで全学連委員長にした盟友)が墓の前で唐牛と酒を飲みたいと泣くし(笑)、市職労の人が尽力してくれたこの場所を見た時、海の向こうの山の端に日が沈む様子が素晴らしかった、それで即買うことにしました、墓地の衝動買いです、と経緯をあかしてくれました。

ほんとにすばらしいロケーションなのです。

 

 

挨拶や話は次々続きます。司会は函館の墓守・陳有崎さん。

墓を作った芸術家・秋山祐徳太子さん、都学連委員長だったハンサムな弁護士さん(曹操の話がでました)、鈴木邦男さん、高校・大学の仲間、などなど。

作家の佐野眞一さんは、唐牛の評伝執筆中だそうです。

 

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キムさんの従兄弟のお話も凄絶でした。2010年に一緒にカロウジ展を開いた泉さんも数日前から函館入りしていました。

みなさんの、ここには書ききれないたくさんのお話を聞きながら、頷いたり笑ったり感心したり。

 

60年安保(岸内閣)から54年。

今月、当時の首相の孫である安倍首相が、集団的自衛権の行使容認を閣議で決定するという暴挙があったばかりです。