Something

この、寄せては還る一瞬の、永遠の、波打ち際

ジョージは死んだ、ジョージも、と言うべきか

無数の無名のジョージもジョンも死んだことだろう

白いうさぎも黒いうさぎも野うさぎもいっぱい死んだだろう

赤い林檎も青い林檎も黄色い林檎もいっぱいいっぱい落ちただろう

罪も赦しも時にさらわれ波間に浮かんでは消え

いつか遙かな浜に打ちあげられた過去は貝殻のように採集され

名付けられ分類されては極薄の記憶円盤に収蔵されるのだろうか

 

(2001.11.29「NOVEMBER NOTE」より)