ツレヅレ「わたくし」の採用 ー 久谷雉詩集『影法師』 ☃陽が射しているのに雪がふっています。 青森の詩人・泉谷明さんの詩「日は降る雪をのぼってきた」を思い出します。 詩集名でもある数十年前に読んだ詩行が背表紙とともによぎります。 手にしたときの本の質感や重さなど電子本とは違う紙の本ならではの記憶も。 ❐久谷雉さんの『影法師』(ミッドナイト・プレス)という詩集を読みました。 詩集は贈って頂くことが多いですが、今... 2016.02.16ツレヅレ
ツレヅレ鬼捲り きょうは節分 朝日新聞の鷲田清一さん「折々のことば」も、それにあわせてでしょう 福は内 鬼も内 でした。 「創造者というものは一種の鬼を自分の中にもっていなかったならばすぐれた仕事はできない」梅原猛さんの「老耄と哲学」からのことばだそうです。 鬼! すぐれた仕事とはほど遠いでしょうが、鬼はわたしの詩によく登場します。 春に出る詩誌に一昨日送った詩(「奔る春」... 2016.02.03ツレヅレ