「平和の日」函館の集い① 「いまこそ私は原発に反対します」

3月3日(日)、日本ペンクラブ主催の第29回「平和の日」函館の集いに行ってきました。

週末、道内は大荒れの天候でしたが、函館は晴天でした。

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会場の市民会館は千人を超す人でコートを脱いでも汗ばむほどでした。

オープニングは日本ペンクラブ会長の浅田次郎さんの挨拶から函館市長の歓迎の辞。

司会は森ミドリ・高橋千劔破さん。

続いて、お目当てのリレートークです。

テーマは 平和の日に想う 環境・ことば・歴史・まつり で

2名ずつ4組のトークです。

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最初のトークは「環境」をテーマに浅田次郎・中村敦夫さん

お二人は、まず、危機ということを言われました。

兵器だけが平和を壊すものではなく我々の生活に根ざしたシステムの中に平和を脅かすものがある、と。

日本ペンクラブでは、昨年4月、会長を含む8名がチェルノブイリを訪れたそうです。

そこに27年後のフクシマがあるだろうと。

そこで彼らが見たのは実に怖ろしく悲惨なものだったそうです。

チェルノブイリ

ウクライナで1986年4月26日に起こった原発事故は地震でも津波でもないのです。

テスト中の事故です。

つまり人間が扱うかぎりミスは起こる、原発はいじっちゃいけないものなんだ、そう中村さんは言いました。

除染については、チェルノブイリはやめたそうです。

放射能は除染しきれるものではないと。

167の村を埋めたのだそうです。

山火事だけは出さないよう消防の備えを徹底している、山火事になれば放射能が飛散するから・・

日本は除染を金儲けの道具にしている、と中村さんは言います。

原発のできていく過程と除染の過程、そこに似ているものがあるのではないか。

原子力産業に関わる人たちの商道徳の腐敗(かくす、うそをつく、シラをきる)や御用学者についても、中村さんは怒りを込めて語っていました。

浅田さんは、ウクライナで被曝した子どもたちに会って泣いたと言います。

被曝は子どもを直撃します。甲状腺ガン(9割は女子)、発育不全、現在も被害は増え続けているのです。

ウクライナの平均寿命は事故前は75歳でした。事故後は55歳です。子どもが死んだからです。

そして内部被曝の怖さ。

線量が低くても長期に渡って摂りつづける(食物・水・空気)ことで、免疫機能は傷つけられあらゆる病気になるのです。

 

浅田さんは報道についても危惧していました。

事故直後は毎日されていた現場の状況報道がまったくされなくなったこと、恣意的なものを感じると。

中村さんは原発をやめるという勇気ある決断をして、まっとうに生きていこうと訴えました。

 

わたしは知らなかったのですが、日本ペンクラブでは『いまこそ私は原発に反対します』という本を、昨年3月出版していました。

小説家・漫画家・詩人、57人の方々が執筆されています。

購入しました。

ペンクラブ会員の良心と勇気に元気づけられます。

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